ソニーモバイルが先日サプライズ発表をした新型Xperia、Xperia 1 IIのSIMフリー版。
これからXperia 1 IIを購入、という方はキャリア版と迷っているというケースもちらほらと見かけます。
それもそのはず。
このSIMフリー版Xperiaは12GB RAM搭載でストレージも256GB、さらにデュアルSIM対応で価格はキャリア版の一括価格と大差がありません。
よって、キャリアの割引のメリットよりも縛りのなさやスペックの高さを求めるユーザーにとってはかなり魅力的な機種のようです。
そんな国内向けSIMフリー版Xperia 1 IIですが、今回、同モデルのものとされるベンチマークスコアがGeekbench上で発見された模様です。
XQ-AT42が今回の国内向けSIMフリー版Xperia 1 IIのものであることは間違いなく、メモリも12GBとなっています。
それよりもちょっと意外なのがそのスコア。
これは最新のGeekbench 5ではなく一世代前のGeekbench 4のもので、マルチコアのスコアが1万4000近くになっています。
ちなみに海外版の8GB RAM搭載のXperia 1 IIのベンチ―マークは以下のような感じ↓
ご覧のようにマルチコアのスコアは良くても13200程度。13000台後半のスコアというのは見当たりません。
さらに以下はSnapdragon 865+を搭載したASUS ROG Phone 3のスコア↓
SD865のアップグレード版を搭載した機種でもこの程度。
つまり、今回のスコアを見る限り、このSIMフリー版Xperia 1 IIはレギュラーのSD865を搭載しながらベンチマークはSD865+以上、ということに。
ただ、SD865+の性能はSD865の1~2割増しと言われており、このベンチスコアの測定自体が古く正確に性能を計測できていないという可能性も。
また、今のところこのXQ-42Aのスコアはこの1つだけのようなので、たまたまハイスコアが出ただけ、という可能性もあります。
ただもしこれがこのXperia 1 II 12GBモデルの「実力」だとすると非常に興味深いところ。
まず、私は今まで同一機種でメモリのサイズによってベンチマークスコアに違いが出る、というケースは見かけたことがありません。
メモリサイズ差があまりに大きければ(例えば2GB RAM vs 12GB RAMとか)さすがにベンチマークスコアにも影響を与えるのかもしれませんが、8GBと12GBというメモリサイズの差でも処理速度に違いが出ることもあるのでしょうか。
となると、メモリサイズ以外、例えばメモリの規格やストレージ規格、その他の要素がこのハイスコアの理由、という可能性もありそうです。
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