先日、2019年10月までの売上台数が2億台に達した、と発表したファーウェイ。
一方のソニーモバイルは7-9月の四半期の売上台数が60万台と過去最低レベルを記録しました。
台数を絞って利益率の高い機種に集中することで一応の黒字化には成功したようですが、スマホ市場でのシェアは縮小の一方となっています。
Huaweiスマホの1日の売上はXperiaの4半期売上以上
ファーウェイは昨年も2億台以上を売り上げていますが、今年はこの大台に前年よりも64日早く到達。つまり、2018年よりも多いペースで販売台数が伸びているということに。
また、今回の2億台という売り上げは2019年10月まで、つまり10か月分。
これを1年間に換算すると同社の2019年の売上台数は2.4億台ということになります。
そしてこれを1日当たりの売上台数に換算すると2億/365=約67万台。
つまり、Huawei製スマートフォンは1日でXperiaの1四半期分以上売れている、ということになり、単純計算をすると同社はたった4日間でXperiaの1年分の台数を売っているということにもなります。
また、このペースでXperiaの年間売上台数が240万台だと仮定すると、Xperiaがファーウェイの1年間の売上台数を達成するには100年間かかる、ということに。
現在、Xperiaの市場シェアがどれくらないのかはっきりとした数字は不明ですが、 おそらく日本では名前も聞いたことがないような中国系のマイナーメーカーと同じくらいのシェアではないでしょうか。
また、国内でもXperiaは確実にシェアを失っており、2019年第1四半期ではAQUOSはもちろん、京セラや富士通、Galaxy以下の売上。逆にこの規模でよく頑張っていると感心するレベルです。
さらにミッドレンジモデル主力の国内市場では今回の新型Xperia、Xperia 5でシェア回復を実現するのはほぼ不可能。
一方のXperia 8もAQUOS sense3シリーズといった同じスペックレンジ、もしくはそれ以上の機種と比べて割高であるため「人気機種」になる気配はありません。
幸いソニーはカメラセンサーを初め、全体としては絶好調。
いっそのこと、一定期間の大赤字を覚悟、宣言してシェア回復に全力を注ぐ、というのもありではないでしょうか。
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