Xiaomi傘下のPOCOが、次期フラッグシップモデル「POCO F7 Ultra」のティザーを正式に公開しました。これにより、同シリーズの登場が近いことが明らかになりました。

POCOは、2025年3月27日に新型F7シリーズをグローバル市場向けに発表する予定であり、今回は「F7 Ultra」がシリーズ初のウルトラモデルとして登場することも示唆されています。なお、同シリーズには「F7」および「F7 Pro」もラインナップされる見込みですが、エントリーモデルのF7は発表が遅れる可能性が高く、第2四半期に発売予定とされています。
2K×120Hzディスプレイを採用か?—視覚体験の向上に期待
今回のティザーによると、POCO F7 Ultraは6.67インチの2K解像度(120Hz)LTPS M9ディスプレイを搭載するとみられています。このディスプレイは、同じXiaomiグループのRedmi K80 Proと同じ仕様であり、同時発表されるとされるF7 Proにも採用される可能性があります。
この仕様が事実なら、F7 Ultraは非常に高精細な表示とスムーズな動作を兼ね備えたディスプレイを搭載することになり、映像コンテンツの視聴はもちろん、ゲーム体験の向上にも期待が高まります。
Snapdragon 8 Eliteを搭載?—圧倒的なパフォーマンスを予感させる情報も
POCO F7 Ultraは、最新のSnapdragon 8 Eliteプロセッサを搭載する可能性が高いことも示唆されています。さらに、独立型のビジョンブーストD7チップを組み合わせることで、グラフィック性能の向上やエネルギー効率の最適化が期待されます。

また、F7 ProにはSnapdragon 8 Gen 3が採用される見込みで、どちらのモデルもハイエンドなパフォーマンスを実現すると予想されます。さらに、POCO F7 UltraのAnTuTuベンチマークスコアは約285万ポイントに達する可能性があるとも言われており、ゲーミング性能にも注目が集まります。
50MPフローティング望遠カメラ—スマートフォンカメラの新たな可能性
今回のティザーで最も話題になったのが、POCO F7 Ultraの50MPフローティング望遠カメラです。

POCOシリーズとしては初めて望遠カメラが搭載される可能性が高く、しかも単なる望遠レンズではなく、Xiaomiのフラッグシップモデルに搭載されていた「フローティング望遠レンズ」を採用するとみられています。このカメラは、望遠ズーム撮影とマクロ撮影の両方をこなせるため、これまでのスマートフォンカメラの枠を超えた柔軟な撮影が可能になるかもしれません。
この進化により、F7 Ultraはカメラ性能でも他のフラッグシップモデルと肩を並べる存在になることが期待されます。