2020年モデルのPixel、Pixel 5およびPixel 4a 5G。
国内でも「人気機種」とは言えませんが、コンスタントに売れている、という印象です。
さて、そんなPixelシリーズには先日、4月分のセキュリティーパッチを含む月次のアップデートが配信。
そして、これらPixel 5およびPixel 4a 5Gにおいてはこのアップデートにより大幅なパフォーマンスアップがされたようです。
オーストリアの新聞社、Der Standardの編集者であるAndreas Proschofsky氏によると:
4月のアップデートをしたPixel 5では3DMarkにおけるベンチマークスコアが30~50%も向上した、とのこと。
確かにこのグラフによると、4月のアップデートをしたPixel 5は少なくとも他のPixel 5の平均的なスコアに比べ1.5倍程度にはアップしている、ということになります。
また、テック系の専門性ではトップクラスのメディア、AnandTechのエディターも:
アップデート後のPixel 5は同サイトが過去に掲載したベンチマークスコアから2倍程度になっている、とのこと。
さらに、アップデート後には他のSnapdragon 765G搭載機よりもスコアが良くなっている。とも。
Pixel 5およびPixel 4a 5Gはリリース当初より、同じSD765Gチップを搭載した他メーカーモデルと比べると若干ベンチマークスコアが低い、という結果が出ていました。
これについては一部でPixel 5/4a 5Gではクロックダウンしているためでは?とも言われていましたが、はっきりとした理由は不明。
しかし、今回のアップデートでは逆に他のSD765Gを超えるパフォーマンスを出すようになった、ということなので、かなり大規模なチューニングがされたのかもしれません。
確かにGoogle公式サイト上の4月分アップデートのChange LogにはPixel 5およびPixel 4a 5Gの「パフォーマンス向上」が含まれています。
よって、Pixel 5だけでなくPixel 4a 5Gについても同様の性能アップが期待できるのではないかと思われます。
一方、国内ユーザーの声を拾っている限りでは今回のアップデートで特に動作が向上した、といった報告は見当たりません。
ただ、上記のように今回のアップデートはグラフィック処理能力のアップがメインのようなので、負荷のかかるゲームなどをしないユーザーにとっては変かは分かりにくいのかもしれません。
いずれにせよ、まだ4月アップデートをしていない、というPixel 5/4a 5Gユーザーの方は早めにアップデートをした方がよさそうです。
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