SD888搭載版Galaxy S21、性能は低いが発熱処理は優秀か、Xiaomi Mi 11との比較

サムスンの最新フラッグシップ、Galaxy S21シリーズ。

国内でもドコモとauからGalaxy S21およびS21+がリリースされることは確定(S21 Ultraは不明)しており、早ければ3月の各キャリアの新プラン提供とタイミングを合わせてリリースされるとも言われています。

一方、SD888搭載版とExynos2100搭載版があるS21シリーズですが、国内版についてはSD888搭載版が展開されることはほぼ確実です。

ただ、このSD888については一部で発熱問題が心配されているのも事実。

そんな中、このSD888を搭載したGalaxy S21 UltraとXiaomi Mi 11の興味深い比較動画がYoutube上に掲載されていました。

Galaxy S21 Ultra vs Xiaomi Mi 11の発熱比較

これは基本的にはバッテリー持ちを比較する動画なのですが、それよりも興味深いのは両者の発熱度合いの違い。

ご覧のように、Galaxy S21 Ultraでは発熱のピークが53℃程度に収まっているのに対し、Xiaomi Mi 11では最高で65℃まで端末温度が上昇しています。

またこれはSD865搭載のGalaxy Note 20 Ultraと比較しても10度ほど高い温度、ということに。

つまり、SD888の問題と思われた発熱は実はXiaomi Mi 11特有の問題である可能性が高く、少なくとも発熱を抑えると言う点ではGalaxy S21 Ultraは非常に優秀、と言えそう。

Galaxy S21シリーズ vs Xiaomi Mi 11のベンチマーク比較

一方、以下はSD888搭載のGalaxy S21シリーズとXiaomi Mi 11のベンチマークスコア

Galaxy S21シリーズ(SD888)のベンチマークスコア

マルチコアの平均ベンチマークスコアは3200前後といったところでしょうか。

Xiaomi Mi 11 (SD888)のベンチマークスコア

こちらの平均スコアは3600前後といった感じ。

つまり、Galaxy S21シリーズ(SD888搭載版)のGeekbench上でのベンチマークスコアは同じチップを搭載したXiaomi Mi 11よりも1割ほど低い、ということになります。

一方、ベンチマークスコアは文字通り一つの「ベンチマーク」であり必ずしも実使用での性能を表すものではありません。

ただ、以下のGalaxy S21 UltraとXiaomi Mi 11のアプリ立ち上げ速度などを比較した動画でも:

多くの動作でXiaomi Mi 11の方が速い動作となっています。

つまり、これまでの情報から総合的に判断をすると、SD888搭載版Galaxy S21シリーズはベンチマークスコアや実使用での体感速度では他のSD888搭載機(ここではXiami Mi 11)よりも劣る可能性があるものの、発熱は少なく安定した性能を期待できる、と言えるのではないでしょうか。

なお、SD865搭載の前モデル、Galaxy S20シリーズでもXperia 1 IIやXperia 5 II、その他のSD865搭載機と比べると全体的にベンチマークスコアが低くなっています

ひょっとするとGalaxyは昨年くらいから高負荷時のクロックダウンなどを積極的に行っているのかもしれません。

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