Xperia 1 IIのカメラ評価「スマホのものではない」、辛口海外サイトが絶賛

ソニーモバイルの新型Xperiaフラッグシップモデル、Xperia 1 II

国内ではドコモとauの春夏5Gモデルとして、海外でもヨーロッパやアジアの大半では発売され、海外フォラムなどでは続々と入手報告がでてきています。

そして今回、海外の大手サイト、phoneArenaがこのXperia 1 IIのレビュー記事を掲載していました。

まず、カメラアプリについて:

Tap in the settings and the first time you select 4K video recording, you get a warning that your phone may overheat! Unexpected, especially in 2020.

And there are all other sorts of weirdness: the viewfinder is low-res, the night mode pulses constantly and the camera app shuts down automatically after just a few seconds. It’s a mess in dire need of a fix.

4K動画撮影の際は発熱による強制終了の警告がでたり、ナイトモードではカメラアプリが強制終了するといった問題が指摘されており、これについて修正が必要、と明記されています。

ちなみに「ナイトモード」とありますが、これはおそらく「低照度撮影」の事ではないかと思われます。

一方、欠点はちゃんと指摘したうえでこのXperia 1 IIで撮影した実際の画像の評価については:

I knew there was something special about the photos from the main camera on the Xperia the moment I saw them on the screen, but checking them out later on a big, professional screen left me quite speechless. The quality of these images is just not something you see on a smartphone. The fidelity of colors, the crisp but never artificially boosted detail, the good dynamic range, all of that comes together in a magical way creating images, and if you go places with people — memories. That one is up to you, though.

撮影した画像を端末のスクリーンで見た時点で何かが違うことは明らかだった。しかし、プロ用の大きなスクリーンで見ると言葉では表せないほどの驚きでした。これらの画像のクオリティーは単純にスマートフォンのものではないものでした。忠実な色の再現、鮮明ながら人工的にブーストされていないディテール、優秀なダイナミックレンジがマジックのように合わさった絵作りとなっている。

提灯記事の多い国内メディアのレビューとは異なり、 phoneArenaは機種を問わず結構辛辣なレビュー評価も多く、特に過去のXperiaに対しては厳しい評価が目立ちます(個人的にはフェアだと思いますが)。

そのサイトがこういった表現をする、というのはかなり珍しい、というか驚きです。

αカメラの技術がようやく本領発揮?

ご存知のように、Xperiaフラッグシップは昨年のXperia 1からαカメラの技術が移植されていますが、昨年のXperia 1、Xperia 5ではまだその恩恵が顕著には見られませんでした。

しかし今回の2世代目、Xperia 1 II で目指す「一眼レフのようなカメラ」が実現した、と言えるのかもしれません。

一方、このXperia 1 IIのカメラでは上記のカメラアプリの問題点に加え、焦点が合いにくい、カメラUIに癖があるなど、一般ユーザーでは取り扱いが難しい部分があるのも事実だとは思います。

ただ、これらの問題を差し引いても「カメラ好き」の方にとってはいままでのスマートフォンにはない非常に魅力的な写真をとれる1台とみてよさそうです。

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