Xperia 1 IIの発売延期、理由は「クラスター発生を避けるため」LG V60 ThinkQもリリース遅延

先日、正式にリリースの延期が確定したドコモ版のXperia 1 II、SO-51A。

これに続き、元々同時期「4月下旬以降」リリースとされていたLG V60 ThinkQ LG-51Aについても発売の延期が決まったようです。

ソニーと韓国ＬＧのスマートフォンの発売を延期する方針を固めたことが２０日、分かった。ソニー製の発売は５月下旬以降とし、ＬＧ製は時期を調整中だ。

産経新聞が伝えたもので、LG V60の延期についてはまだ公式サイト上では確認できません。

ただ、一応大手メディアからの情報なのでほぼ確実ではないかと思われます。

発売延期の理由はキャリアの判断

先日のXperia 1 IIの発売延期の理由についてはソフトが未完成であるため、との情報もありましたが、どうもそれだけが理由ではない模様。

販売店でのクラスター（感染者集団）発生を防ぐために「緊急事態宣言中は新機種を発売して、人が集まるようなことは避けなければならない」とドコモ関係者は説明する。

一方、

ただ、発売を延期したソニーの５Ｇスマホについては「ソフトウエアの開発に関する確認事項が生じており、延期にも影響している」ようだ

とも報じられているので、Xperia 1 IIに関しては最初はソニー側の問題で遅延、その後にドコモが他機種も含めて新機種のリリースを保留、という判断をした、という可能性が高そう。

確かに国内3キャリアは先日発表されたiPhone SE 第2世代のリリース時期もそろって延期しており、こういった点からしても生産関連以外の理由で自主的に発売を延期しているという可能性は非常に高そうです。

確かにいくらオンラインで購入可能とは言っても店頭での手続きやサポートが必要なユーザーもかなりいると思われるので、そういった意味で人込みができる状況を避ける、というのは賢明かもしれませんね。

ただ、一連の緊急事態宣言は一応連休明けまでとなっていますが、海外の状況をみていると1か月以上は続きそうな雰囲気も。

そうなるとXperia 1 IIだけでなくキャリアの「新機種」の大半のリリース時期は6月くらいまで延期されるなんてこともあるのかもしれません。