新型Xperia 10 IIのSD655の実力は？Xperia 8と比較して「買い」？

ソニーの新型Xperia、と言えばフラッグシップモデルのXperia 1 IIが注目の的。

一方、5Gモデルはまだ時期尚早、と考える方も多いのか、ドコモ春夏モデル発表後の反応を見ていると新型ミッドレンジのXperia 10 IIに対する関心も意外と高い、という印象です。

一方、国内ですでに展開されているミッドレンジXperiaの一つとしてXperia 8があります。

同モデルはいわばXperia 10の国内版といった感じなので、Xperia 10 IIはXperia 8の後継機的存在とも言えます。

というわけで、今回は両者の比較をしてみたいと思います。

Xperia 10 II vs Xperia 8スペック比較・違い

メインの違いはディスプレイ（OLED vs LCD）とバッテリー容量、そしてカメラスペックではないでしょうか。

特にサイズはほぼ同じなのにバッテリー容量が2割近く違うというのは電池持ちにかなり大きな差を生みそう。

また、重量もXperia 10 IIの方が20グラム近く軽くなっており、これはOLED採用の影響が大きいような気がします。

ただ、カメラについては単にレンズの数が増えたからと言って画質がアップするという保証はありません。よって、これについてはカメラレビューなどを見てから判断をした方が良さそうです。

一方、Xperia 10 IIはXperiaとしては初？となる「ナイトモード」を搭載しています。

同機能の実力は未知数ですが、かなり暗所撮影に強くなる可能性はあり。

今後、過去モデルにもアップデートで追加される可能性は皆無ではありませんが、少なくともリリース時の大きな長所ではあると思います。

Xperia 10 IIのベンチマークスコアはまだ見つかっていませんが、SD655搭載の機種は多数あります。その一つ、国内でも発売されているmoto g8 plusのベンチマークは↓

SD665搭載スマートフォンのGeekbenchにおけるベンチスコアは総じて平均1300～1400といったところ。

一方、Xperia 8のスコアは↓

Xperia 8のベンチマークスコアは1000ポイント強、といったところ。

つまり、Xperia 10 IIとXperia 8のベンチマーク上の性能差は3割程度、といった感じです。

ミッドレンジとしては初めてのOLEDディスプレイを搭載したこのモデルですが、CPUは型落ち気味のSD665を搭載。また、ドコモ版の価格は4万7520円とミッドレンジとしては安いわけではありません。

Xperia 8は現在、au、UQmobile、Y!mobileが取り扱っており、価格は異なりますが大体3万円台後半といったところ。

よって、大雑把にいえばXperia 10 IIとXperia 8の価格差は大体1万円となります。

ディスプレイ、バッテリー、カメラ、個人的には1万円の価格差でこれだけのスペックの違いならその価値はあるかな、とも思います。

が、あくまでこれはスペック「差」と価格「差」の話。

いかんせん、Xperia、特に最近のミッドレンジXperiaは元が高いので、やはり割高感はぬぐえません。

よって、このXperia 10 II、Xperia 8と比べると「買い」かもしれませんが、同クラスの他機種とやはりちょっと高いかなという気はします。