Xiaomi Mi 11 Ultraには次世代「シリコン酸素アノード電池」が搭載、理論上10倍のバッテリー容量

シャオミが3月29日に開催する新製品発表イベント。

この発表会ではXiaomi Mi 11 Pro、Xiaomi Mi 11 Ultraの発表が確実視されており、その他にも廉価版のXiaomi Mi 11 Liteやリキッドレンズを搭載際した新型Xiaomi Mixモデルもアナウンスされると言われています。

そして今回、このうちの最上位モデル、Xiaomi Mi 11 Ultraのバッテリー周りについて興味深い新情報がでてきました。

以下はシャオミのプロダクト・マーケティング・マネージャーのDaniel D氏がTwitter上に掲載していたもの。

Xiaomi Mi 11 Ultraには理論上10倍容量の「シリコン酸素アノード電池」搭載

Mi11Ultra features a new super fast-charging silicon-oxygen anode battery. Core benefits, thinner and faster charging.
This is similar to electric vehicles, adding nano-scale silicon materials to the negative electrode to increase theoretical gram capacity 10x vs graphite.

これによると、Xiaomi Mi 11 Ultraにはシリコン酸素アノード電池と呼ばれるバッテリーが搭載され、これによりバッテリーの薄型化および充電の高速化が可能になった、とのこと。

また、シリコンをアノードにしたこの電池は、炭素の10倍の容量を持つ可能性があるとのことです。

もちろん、これはあくまで理論上の値で実際にこのXiaomi Mi 11 Ultraに従来の10倍のバッテリー容量が搭載される、という事ではないと思われます。

ただ、仮にバッテリー容量は従来のモデルと変わらずともバッテリーサイズの小型化・薄型化が可能になるわけで、これにより軽量化や空いたスペースを別の用途に使えると言ったメリットがあるはずです。

新型の自社製「Surge」チップも発表へ

また、このXiaomi Mi 11 Ulraに搭載されるかは不明ですが、同社はWeibo上では以下のティザー画像も掲載。

これによると、Xiaomiは3月29日に新型の「Surge」チップを発表する模様。

同社が以前より自社製チップを開発していることは知られており、実際、2017年には初の自社製チップ、Surge S1を発表。このチップは当時のミッドレンジモデル、Xiaomi Mi 5cに搭載されています。

よって、今回同社が発表するのはその「Surge」新型チップという事になりそう。

巨大カメラ出っ張りとセカンダリースクリーン搭載のXiaomi Mi 11 Ultra

ただ、このチップがどの機種に搭載されるのか、またどういった性能を持つチップになるのかは全くの未知数で、ひょっとすると画像処理といった特定の用途に使用されるセカンダリーチップといして搭載、という可能性もありそうです。

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