Appleが開発を進めるAI機能「Apple Intelligence」の強化に伴い、次期iPhoneのRAM要件がさらに引き上げられる可能性が浮上しています。最新の情報によると、iPhone 17 Proシリーズには12GBのRAMが搭載される見込みで、AI機能のさらなる向上が期待されています。
iPhone 17 Pro、12GB RAM搭載の可能性
このRAM増強の噂は以前からありましたが、ここにきてさらに確度が高まっています。Appleが昨年のWWDC 2024で発表した「Apple Intelligence」は、8GB以上のRAMを要件とするAI機能を搭載しており、著名アナリストのミンチー・クオ氏は2024年8月時点でiPhone 17 ProシリーズのRAMが12GBに増量されると予測していました。
そして今回、GFHK Tech Researchのアナリスト、ジェフ・プー氏が投資家向けのレポートでこの情報を改めて裏付けています。彼によると、スマートフォン市場全体でAI機能の需要が急速に拡大しており、RAMの増強が不可欠になっているとのこと。
「iPhone 17 ProとPro MaxはLPDDR5の12GB RAMへ移行すると予想される。この変化だけで、新型iPhoneの累計出荷台数1億台規模に対し、スマートフォン向けDRAM市場の年間成長率が3.5%押し上げられる」と述べています。
AI機能拡充に向けたRAM増強の背景
近年のiPhoneでは、RAMの増強が着実に進んでいます。
- 2023年: iPhone 15 Pro / 15 Pro Maxが8GB RAMを搭載（通常モデルは6GB）
- 2024年: iPhone 16 / 16 Plusが8GB RAMを標準搭載
結果として、Apple IntelligenceはiPhone 15 Pro以降のモデルでのみ利用可能となり、2025年2月に発表されたiPhone 16eも8GB RAMを採用しています。
iPhone 17 ProシリーズのRAM増強は、将来的なAI機能のさらなる拡張を見据えた動きと考えられます。Appleは昨年、M2 MacBook Airを含むMacのラインナップ全体を16GB RAMへ移行させたこともあり、AI機能の進化に合わせたRAM要件の引き上げが進んでいる可能性があります。
iPhone 17シリーズの最新情報 – デザイン刷新や新モデル登場の噂
iPhone 17シリーズ全体についても、大幅なデザイン変更が噂されています。
- 新しいカメラレイアウトや動画撮影機能の強化により、Vlog用途を意識したモデルになる可能性がある
- 超薄型iPhoneの登場が予想され、これはiPhone 17とiPhone 17 Proの間に位置する新カテゴリとして、現行の「Plus」モデルに代わる存在になるかもしれない
新型iPhoneの正式発表は、例年通り9月頃と予想されています。Apple Intelligenceの進化とともに、iPhone 17 Proシリーズがどのような性能を備えて登場するのか、今後の続報に注目が集まります。
