2020年スマホの流行り、90Hzディスプレイは「意味なし」、ほぼ全てのユーザーが見分けられないことが判明

ディスプレイが1秒間に更新される回数を表す「リフレッシュレート」。

従来の60Hzに対し、今年はASUSのROG Phoneシリーズといったゲーム用スマートフォンだけでなく、OnePlus 7やPixel 4/4XLといった機種も90Hzリフレッシュレートに対応しました。

2020年フラッグシップは大半が90Hz~対応に

また、国内メーカーではシャープが来年1月にリリースするAQUOS zero2が120Hz (疑似インパルス駆動で240Hz)に対応します。

さらに来年は新型XperiaGalaxy S11シリーズなど、多くのメジャーフラッグシップも90Hz~120Hzのリフレッシュレートに対応すると言われています。

60Hzと90Hz、違いは判別可能なのか?

一般的にはこのリフレッシュレートが高いほど表示される画面上の動作が「滑らか」になり、動画やゲームなどをする際に差が出ると言われています。

その一方で、リフレッシュレートが上がればその分ディスプレイのバッテリー消費量も上がるので、電池持ちとのトレードオフという側面も。

そんな中、Android Authorityが60Hz表示と90Hz表示でどの程度ユーザーが違いを認識できるのか、というテストを行っていました。

テストはリフレッシュレートを60Hzと90Hz、輝度100%に設定した2台のRealme X2 Pro、同じように設定したOnePlus 7 Proと7T Proを使用。(Oneplusは同一機種を入手できなかったとのこと)

結果:90Hzでは「意味なし」

結果はある意味意外なものに。

The outcome was surprising, to say the least — no one could tell the difference between 60 and 90Hz displays.

参加全員が60Hzと90Hzの違いを認識できなかった、とのこと。

テストを行った側も「大半」のユーザーが判別できなことは予想していたようですが、全員が判別不能、というのは予想外だった模様。

つまり、少なくとも一般ユーザーにとって90Hzディスプレイはバッテリー消費が増えるだけで何のメリットもない、ということに。

ただ、Android Authority曰く、これが120Hzだとかなりの人が違いを認識できるのでは?とも言っています。

またこれ、いわゆる「プロゲーマー」と呼ばれる人たちだとどうなのでしょう。

コンマ何秒レンダリング速度の違いでパフォーマンスに差が出るとも言われており、さすがにそういった尋常じゃない動体視力?を持った人にとっては60Hz/90Hzでも違いは分かるような気がします。

いずれにせよ、普段使いで60Hzと90Hzの違いが気になる、ということは基本的にはなさそう。

2020年にリリースされるフラッグシップモデルはかなりの割合で少なくとも90Hzには対応すると思われますが、もしオプションがあるのならばバッテリー持ちを伸ばすためにも基本的には「オフ」にしておいた方が良さそうです。

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